成功の鍵は先手必勝
2010年にスタートした中国の「木構造設計規範」の改定作業が終わり、2017年11月に公告された。2018年8月に施行される予定だ。同規範は、日本の建築基準法に相当するもの。同規範の改定作業には、日本から(一社)日本木材輸出振興協会などが参加し、日本産材や木造軸組工法の提案を行ってきた。その取り組みの成果が実り、今回改定された木構造設計規範には、木造建築物の構造材として日本のスギ、ヒノキ、カラマツの3樹種が加えられたほか、軸組工法の規定も設けられた。今回の成果に結びつくまでには、実に7年という歳月が経過した。それだけに日本側の関係者にとっては、まさに悲願と言えるだろう。
だが、本当の試練はこれから。中国で軸組住宅を普及させていく上で、どのような課題をクリアしていく必要があるのだろうか。
日本では、プレカットや金物工法など、軸組工法の合理化を進める技術開発が進み、一朝一夕には真似できない技術力の蓄積がある。官民が協力し、こうした日本で独自に進化した軸組工法に関する技術力を含めて、中国へアピールし、輸出していく必要があるだろう。
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
大和ハウス工業、川崎市と連携し開発した「殿町プロジェクト」が「都市のオアシス」に認定
2024.04.18
-
ヒノキヤグループ、北海道初の住宅展示場 4/27オープン
2024.04.18
-
積水化学工業、小屋裏のある鉄骨三角屋根の家『ドマーニブライト』発売
2024.04.18
-
東京セキスイファミエス、『リノベーションハイムギャラリー ヨコハマくらし館』 4月27日(土)オープン
2024.04.18
-
大建工業、ワイドデザインフロア『トリニティグランデ』を発売
2024.04.18
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
トルネックス 全館空調をテーマに、坂本名誉教授と松尾氏のトークセッションを開催
2024.04.16
-
住宅保証機構、パラマウント硝子工業、日本住環境 「快適性」「耐久性」をキーワードに断熱・気密を解説
2024.04.11
-
アキレス・パラマウント硝子工業 4月に等級7の家の完成見学会を開催
2024.04.05