モノ的価値とコト的価値

シャープが料理キットの宅配サービスをスタートさせた。同社のウォーターオーブン「ヘルシオ」と水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」専用の料理キットを販売する。飲食店の情報をまとめたサイトを運営する「ぐるなび」と、料理用食材の分野で多くの実績を持つ「タイヘイ」との協業によりサービスを具体化させた。

ぐるなびの料理人とのネットワークを活かし、有名シェフが監修した料理をタイヘイが食材キット化していく。届いた食材をシャープの調理家電で調理することで、簡単に人気店の味を再現できる。クラウドにつながる調理家電であれば、料理キットの配送状況を音声で知らせるほか、メニューを自動でダウンロードするといった機能も発揮する。

コト的価値とモノ的価値を実現しようというシャープの調理家電

当面は金曜日と土曜日に限定してサービスを提供していき、プレミアムな日のためのサービスという形で事業を展開していく方針だ。シャープの長谷川祥典専務執行役員は、「2000億円と言われる食材配達市場のなかで、2020年までに10%のシェアを獲得していきたい」と意気込みを語る。


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