ケイミュー業績好調、窯業系外壁材のシェア4割に
新世代外装材の投入で攻勢に拍車
ケイミューの業績が好調だ。2017年に大幅に商品の見直しを図った窯業系外壁材「光セラ」シリーズなどが業績をけん引し、売上高は前年比4%増の1269億円。窯業系外壁材市場でのシェアは、4割を突破した。2018年には、新世代外装材などの新製品を相次ぎ投入し、攻勢に拍車をかける。
ケイミューは2月23日、東京で全国の代理店社長などを招いた懇親会を開催し、事業報告を行った。それによると、2017年3月期の売上は、前年比3%増の1269億円。商品別の内訳は、屋根材が同1%減の258億円、窯業系外壁材が同5%増の658億円、金属外壁材が同7%増の44億円、雨といが同4%増の175億円となる見込み。同社の野浦高義代表取締役社長は、「2017年の新設住宅着工戸数は前年比1%減であったが、代理店様の支援により、市場動向に比べて4ポイントも押し上げていただいた。消費増税の駆け込み需要があった2013年の1271億円という過去の売上のピークに迫る業績を達成することができる見通し」と述べた。同社は2017年、セラミックコートの上に光触媒機能を付加した「光セラ」シリーズを一新し、セルフクリーンニング機能などをさらに進化させた新生「光セラ」シリーズを発売した。この新生「光セラ」シリーズが業績に大きく貢献した。窯業系外壁材の当初の発売目標である420万坪を上回り、窯業系外装材市場全体に占める同社のシェアも初めて4割を突破した。野浦社長は、「新生『光セラ』シリーズなどのさらなる拡販により、500万坪を1年でも早く達成したい」と述べた。
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