2018.4.18

ポラスグループ 中央住宅 蔵の再生プロジェクトで紺綬褒章を受章

地域の歴史的資産を活用した街づくりを推進

ポラスグループの中央住宅は、地域の歴史を伝える蔵を「油長内蔵」として再生し、埼玉県越谷市に寄付した取り組みについて紺綬褒章を受章した。同社では、今後も地域に残る蔵や古民家を再生しながら、地域の価値を高める街づくりを推進していく方針だ。

ポラスグループの本社がある埼玉県越谷市は、旧日光街道の大規模な宿場町のひとつであった。街道沿いには蔵や古民家が点在している。しかし、所有者の高齢化などもあり、こうした歴史的な建造物の数も減少しており、かつての宿場町としての面影も失われつつある。

こうしたなか、中央住宅では蔵が残る土地を取得、分譲住宅地を開発するプロジェクトが持ち上がった。プロジェクトを進めるなかで、地域の歴史的景観を維持・保全していくためにも、蔵を壊すのではなく、再生することを決定。取得した土地に残る蔵のうち、比較的損傷が少なかった内蔵を「油長内蔵」として再生した。再生後の蔵を中心に4戸の分譲住宅も整備し、かつての宿場町としての歴史を伝える景観を作り上げている。


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