ログハウスを中心に木の魅力を活かした住宅FC事業を行うアールシーコアBESS事業本部は、売上高200億円達成に向け新施策を展開していく。BESSの住宅で実現できる暮らしの魅力をファンを通じて訴求。ログのプレハブ化を推進し、生産性の向上も図る。

アールシーコアBESS事業本部は2018年上期の業績を発表した。売上高は64億1300万円で前年同期比2%減、営業利益は1億1400万円で71%減と、減収減益となった。特に、営業利益が大きく落ちたが、これは営業、広告宣伝、販促、人員増、生産革新などを行うための先行投資にコストを掛けたため。一方で、契約高については、63億7700万円で前年同期比6%増と伸長している。

2018年3月期の連結については、売上高が142億円で前期比10%増となるものの、営業利益については同10%減の6億円と予想している。これは2020年3月期を最終年度とした中期経営計画の売上目標200億円の達成に向け、引き続き営業面などで先行投資を行っていくためだ。

アールシーコアBESS事業本部の2018年3月期第2四半期の業績(単位:百万円)

アールシーコアBESS事業本部では、営業拠点などでの暮らし方提案を強化。郊外の住宅地よりも少し自然に近い場所で暮らす新たな暮らし方提案「梺ぐらし」も開始している

展示場に独自の名称
BESSで実現する暮らし方提案を強化

先行投資のひとつが、新たな営業拠点の設置。2018年春に東京都昭島市に、「BESS多摩」をオープンさせる。直営では3つ目の拠点となる。アールシーコアBESS事業本部では「BESS多摩」から順次、営業拠点について展示場という名称を使わず、敢えて“LOG WAY” という独自の名称で呼ぶようにする。従来から同社では展示場について、BESSの住宅をモノとして訴求する場というより、BESSの住宅を通じて実現できる“暮らし”を提案する場として位置付けてきた。このため、“LOG WAY”という独自の名称で呼ぶことで、「営業拠点はBESSの暮らしを提案する場」という特徴をより強調していきたい考えだ。

“LOG WAY”という独自の名称に加えて、「LOGWAYコーチャー」という取り組みも始める。BESSの住宅ユーザーはBESSの熱心なファンである人が多く、ウェブを通じたBESSの住宅での暮らし自慢や、ファン同士のつがなりも活発だ。また、ユーザーのなかには営業拠点に遊びに来る人もいるという。このため、こうした熱心なBESSファンを「LOG WAYコーチャー」とし、“LOGWAY” においてユーザー目線からBESSの魅力を伝えてもらいたい考えだ。「LOG WAYコーチャー」によるイベントなどの企画も検討している。

このほか、先行投資のひとつとして、生産性を高める取り組みにも力を入れていく。ログのパネル化・プレカット化などを強化することで、現場で建物の主要な構造材を組み立てる「建て方」を従来の14日から4日に短縮。深刻化する職人不足対策に取り組む。2017年10月から直販・子会社で先行的に実施してきたが、2018年4月からは全国の販社でも実施していく予定だ。