東京都杉並区に女性専用のシェアハウスを開設した。複数の賃貸住宅を経営する土地オーナーに、自社での運営実績を活かし一括借上で管理する提案を行った。新たな資産活用策としてシェアハウスの提案を積極化していく。

 

東京都杉並区に女性専用のシェアハウス「bellephilia 結」を開設した。京王井の頭線の浜田山駅から徒歩8分という好立地にある。建物は木質パネル接着工法による2階建。延床面積は197.70㎡で賃貸戸数は12戸となる。同社は戸建住宅で培ってきた設計力やデザイン力を活かせるシェアハウスに着目し、昨年3月に東京都世田谷区に「bellephilia 下北沢」を建設。グループで賃貸管理業を行っているミサワホーム不動産が所有・運営し、入居者管理や運営ノウハウを蓄積してきた。

今回開設した「belle philia 結」は、すでに複数の賃貸住宅を経営している土地オーナーに向け新たな資産活用策として提案したもので、ミサワホームが企画・設計・施工を行い、ミサワホーム不動産が一括借上で管理する。

「賃貸住宅も建てられる敷地だったが、相続も考慮した資産活用策としてシェアハウスを提案した。一括借上も含め当社グループで建設から運営までワンストップで対応できる点を評価してもらった」(首都圏営業本部 東京支社 東京西支店 杉並営業二部 市場開発課 横内秀彰課長)としている。

シェアハウスの経営に不慣れな土地オーナーが多いなか、一括借上システムの導入により土地オーナーも安心して建設に踏み切れるという。

東京都杉並区に開設した女性専用シェアハウス
「belle philia 結」。同社にとって2棟目のシェアハウスとなる

2階に配置した共用のLDK。勾配天井や間接照明により程よく落ち着いた空間に仕上げた

将来、自宅として活用することも可能

「belle philia 結」は女性専用のシェアハウスとして共用部に落ち着いた空間のパウダールームを備えた。12戸の個室は5畳以上の広さを確保し、それぞれに洗面化粧台を設置した。

共用で使うLDKを2階に設定。通風・採光性に優れ、語らいの場として利用できるバルコニーを配置したり、階段の踊り場に設けた本棚やメッセージボードなど、入居者同士のコミュニケーションが自然と図れる工夫を盛り込んだ。

「将来、子世代が相続し、自宅として活用することも考えて設計した」(商品開発部 施設デザイン課 高木基実氏)としており、簡単なリフォームで自宅としても活用できるという。家賃は周辺の賃貸住宅の相場を踏まえ月額7万円に設定。共益費(光熱費含む)は同1万5000円とした。

同社では土地オーナーの資産価値を最大限に活かすため、賃貸住宅だけでなく医療・介護、保育などの施設も含め最適なメニューを提案してきた。

「賃貸用不動産の安定経営に向けた方策としてシェアハウスも積極的に提案していきたい」(ミサワホーム不動産 営業統括部 賃貸管理部 賃貸管理一課 奥隅拓也氏)としている。