家庭用エアコンの快適競争が激化
住生活・生体データとAIで体感温度を先読み 三菱電機、日立などが新製品投入
家庭用エアコンの快適競争が激化している。個人の住生活や生体データを収集しAIで分析することで、体感温度の変化を先読みした快適な冷暖房運転を行う。三菱電機や日立、シャープなどによる新製品の投入が相次いでいる。
冷暖房を行うエアコンは住空間の快適性に大きな影響を与える。このため、メーカー各社はより快適な冷暖房の実現に向け、技術開発にしのぎを削っている。これまでは、人感センサーを搭載することで、同じ空間に体感温度の異なる人がいても「個人に合わせた冷暖房を行える」という機能を持った商品の開発が活発化していた。だが、最近、これに加えてAIなどを活用することで、さらなる快適性を実現しようとする提案が増えてきている。
三菱電機が今年11月に発売する予定の家庭用エアコン「FZシリーズ」と「Zシリーズ」では、在室者の体感温度の変化を予測して先読みすることで、エアコンによる寒い・暑いといった不快感を解消する。
これまでは、センサーにより不快な状態を発見した後で、風量の強弱などを変更していたため、不快な瞬間があった。新商品ではAIを搭載した赤外線センサー「ムーブアイ mirA.I.」が人の体感温度を先読みし、それに合わせて自動制御することで、不快な瞬間を作らない。体感温度を先読みするために、「ムーブアイ mirA.I.」は、現在の床・壁からの輻射熱や日射熱など部屋の温度状況、在室者の体感温度データを取得する。そのうえで、個々の住宅ごとに異なる「エアコンの効き具合」のデータも加味して、AIが少し先の在室者の体感温度を先読みする。
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